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新幹線個室とコレクトコール [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:今はもうなくなってしまった物やサービスなどにまつわる思い出、聞かせて

先日山陽新幹線の100系「こだま」出の「一両貸切」体験の思い出について書きましたが、今回も新幹線100系にまつわる思い出からもう一つ。

正確な時期は忘れてしまいましたが、15~20年前の話であることは確かです。
ある時、関西か九州の乗り鉄旅の帰りに、新大阪から東京まで新幹線を利用しました。
この時乗車したのが、100系の「こだま」でした。
その頃、すでに東海道新幹線は300・500・700系による「のぞみ」の天下になりつつあり、数年前まで栄華を誇った100系も急速に主力の座から追われ、0系に代わっての「こだま」運用が活躍の中心となっていました。特に最初に登場したJR東海所属の2階建て食堂車組み込み編成(X編成)はその時点ですでに間もなくの引退が囁かれる状況になっていました。
100系X編成はそれまでにも2度ほど乗ったことがありましたが、引退目前ということならもう一度乗っておこうと、あえて「のぞみ」「ひかり」ではなくこの100系X編成の「こだま」を利用することにしました。
そして、せっかく最後の乗車をするならばと、一度利用してみたいと思っていた1人用グリーン個室を利用することにしました。
この1人用個室には、大型の電動リクライニングシートと、ノートパソコンを置いて作業をしても余裕だったと思われる大きさのテーブルなどが備わっていました。個室内部の写真はそれまでに何度も見ていましたが、いざ実際に入室してみると新幹線の車内とは思えない空間という印象でした。

新大阪を出発してみると、個室自体の居住性はよく、落ち着ける空間であるのは確かですが、2階建て車両の階下であることや窓が小さく高い位置にあるため、車窓を楽しみたくてもほとんど空しか見えないこともあり、「のぞみ」「ひかり」待避を繰り返しながらの4時間超の旅は少々退屈気味でした。これが100系X編成全盛期の「ひかり」であれば気分転換もかねて食堂車へ行くこともできましたが、「こだま」ではそうもいきません。
そこで、これも100系の個室を利用する機会があれば一度試してみたかった体験をすることにしました。
それは、「コレクトコール」というNTTの電話サービスを使って家族に電話をかけることでした。
「コレクトコール」というのは、電話をかける際に料金を電話を受けた相手方に負担してもらうサービスで、例えばビジネスマンが外回りの営業中の公衆電話や遠方の出張先から会社などへ電話をかけるときなどに利用されていたサービスだそうです。いずれにしても携帯電話が普及していなかった時代ならではのサービスと言えますが、廃止されたのは意外に遅く、今から数年前のことだったようです。
新幹線100系の個室内にはこのコレクトコール専用の壁掛け式電話機が設置してあり、それを使用して電話をかけます。
まず受話器をとると、まず交換手(?)が出るので、実家の電話番号と母親の名前を告げます。すると交換手が実家に電話をかけ、母親に私がコレクトコールを使って通話したい旨を伝え、母親から承諾が得られたところで私と母親の間の通話がつながります。
母親は利用したこともないコレクトコールという方法で息子が電話してきたのでびっくりしたようですし、後日その時の電話料金の請求書が届いてまた驚いたようですが、私は100系の個室を利用したのもコレクトコールを使って電話をかけたのも、後にも先にもこの時の一回きりでしたので、今から思うと貴重な体験ができたと思っています。

ちなみに、その時個室の施錠に使った、100系が富士山をバックに駆ける写真をあしらったカードキーは、今も自室の机の中に眠っています。
もう新幹線100系自体が過去の車両となって久しいですが、今も私の中では歴代の新幹線車両の中で最も好きな車両です。
今の新幹線、特に東海道新幹線などではとにかく大量輸送が第一という状況なのかもしれませんが、将来的には北海道新幹線の札幌延伸など、どこかのタイミングで個室などのサービスの復活を考えてもよい時期が来るような気もします。もし新幹線に個室が復活するようなことがあれば、また利用したいものです。

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